まず国立社会保障・人口問題研究所が行った出生動向基本調査の中から、18~34歳の未婚者を対象に異性との交際状況について聞いたアンケート結果をご紹介します。

< <2007年出生動向基本調査>>
交際状況 男性 女性
婚約者がいる 2.9% 4.8%
恋人がいる 24.3% 31.9%
異性の友達がいる 14.0% 12.9%
異性との交際はない 52.2% 44.7%
不詳 6.6% 5.7%

いかがですか?
付き合っている人が意外に少ないことに驚きませんでしたか?だって、恋人がいるっていう人はたったの男性の4人に1人、女性の3人に1人なんですから。正直少なくとも男も女も半分くらいは彼氏彼女がいるもんだと思ってました。ほら、街中にはイチャついてるカップルなんていっぱい見かけますしね。

とか何とか言いながら私も彼女いないんですが・・。ちなみに友達も彼女いません。(なんかかなりモテない奴みたいですね・・)

カップルまた、注目すべきは異性との交際はないという人もかなり多いこと。つまり、男女共に全体の75%は恋人もいなけりゃ異性の友達もいないってことになります。

どう思います?またこれも私がこれに当てはまるんですが、それはさておいて、やっぱり意外でした。

なーんか寂しくないですかぁ?(って私が言うのもなんですが・・)

みなさん一体なにして楽しんでいるんでしょうね?ま、男性は恋愛にそんなにウエートを置かなかったりするから分かりますが、女性の場合は男性に比べて恋愛したいって人は多いはずですよね。それじゃ、恋愛したいけど出来ない(しない)ってことでしょうか?

これは裏を返せば男も女もチャンスってことじゃないですか?

だって、こんなにフリーの人が余ってるんですから。でもそうは言っても現実はそう甘くはないんですよね。なぜかというと誰が恋人募集中なのかが分からないっていうのと、そういう人と出会うチャンスがないからだと思うんですよ。

学校に行ってる時は嫌でも異性と会いますが、社会に出たら職場だけでしょう。ま、大企業ならまだ話は別ですが(従業員が多いから)、世の会社員の大半は従業員の少ない中小・零細企業勤めですからね。

ということは結局出会いの場に自分から行くしかないと思うんですよ。つまりそれがお見合いパーティーだったり、カップリングパーティーだったり、結婚相談所だったり。そうすれば少なくとも異性と出会いたいという同じ目的の人に巡り会える。これってかなり効率いいと思うんですけど、いかがですか?

なにはともあれ、この調査結果を見てなんだかホッとした方、喜んだ方、だから?っていう方など色々いらっしゃると思います。ただ、それで終わっては何も始まりませんよ。あとはあなた次第です。

【2013.11.22追記】

2010年に実施されたの国立社会保障・人口問題研究所の調査では以下の表を見てもらえばわかる通り、男女共に恋人がいる割合は5年前に実施した同調査の結果から減ってしまいました。

これを受けて、2013年版の厚生労働白書案の中で、若者の結婚について「結婚相手の候補となりうる交際相手がいる若者は限定的」と指摘したことがかなり話題になりました。

< <2010年出生動向基本調査>>
交際状況 男性 女性
婚約者がいる 1.8% 3.1%
恋人がいる 22.3% 30.9%
異性の友達がいる 9.4% 11.9%
異性との交際はない 61.4% 49.5%
不詳 4.6% 4.6%

確かに、恋人も友人もいない若者は男性が約6割、女性は約5割にものぼるというのですから、結構ショッキングに思った方も少なくなかったと思います。

私もこのニュースを知った時は少なからず衝撃を受けたのですが、あとから冷静に考えてみれば、そんなに驚くことでもないかと思い直しています。

確かにデータ的に見れば恋人がいない人の割合は、2002年度の調査結果から比べ男女共に約10ポイントずつ増えていますが、でもこの10年間で時代環境は目まぐるしく変わっているので、一概に数字だけでは判断できないからです。

具体的に言いますと、まずこの10年で女性の社会進出の増加に伴い自立した女性が増え、「おひとりさま」を代表するような一人で自由気ままに行動するライフスタイルが広まったことが挙げられます。ひと昔に比べ、女性一人でラーメン屋や居酒屋に行ってもその場で浮くことなく普通に馴染むようになりましたし、一人でカラオケに行く「ヒトカラ」も普通に楽しむようになったのはここ数年のことです。

さらに、インターネットやゲームの他にTwitterFacebook、SNSなどのいわゆるソーシャルメディアが普及したことで、特にリアルに人と会わなくとも、携帯やスマホ、PCのネット上からいつでもどこからでも人とコミュニケーションがとれるようになったことで、より一人で寂しさを感じずに楽しめる環境が整ったことも大きな要因だと考えます。

なので、もちろん恋人がいない人の方が多く、結婚相手がいる人の方が限定的な世の中が良いとは思いませんし、改善された方が将来の日本のためにも良いと思うのですが、だからと言って、今の若者がダメなのかといえばそれは全然違う話だと思います。それはただ単に若者がその時代に素直に生きた結果であって、単に昔よりも個人の時代になったことが数字として反映されたというだけだと思うからです。その証拠にいまだに約9割の若者が将来的にはいずれは結婚したいと思っていますし、街コンや婚活パーティーなどの恋活・婚活はむしろ今の方が盛り上がっていると感じるくらいですから、未来はまだまだ全然明るいですよ。

大切なのは、個人の時代になったことを修正することより、今の時代に合った新しい恋人や友人との関わり方をどう模索し、どんな未来を提案するかです。