気になる男女のデータ

ますます拡大、初婚年齢の地域差について

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オーネット

都会で就職して、もう30代、独身。実家に帰れば「(結婚できる)いい人はいないのかい。隣の子はもう5年前にしたのに…」と親からぼやかれる方もいるのではないでしょうか。世間一般では「地方は初婚年齢が早い」というのが定説ですが、本当なのでしょうか。時代背景の推移や地域別を比較しながら考えてみましょう。

「女性進出」と「生活不安」で進む晩婚

厚生労働省の「人口動態調査」によると、2015年の平均初婚年齢は男性30.9歳、女性は29.3歳です。晩婚化してゆく理由として挙げられるのは、まず国をあげて推進している女性の地位向上による社会進出があります。

国は女性の労働力をもっと活用し、個人の所得を引き上げることで税収を増やし、国力を伸ばそうと考えています。ただ、それによって「男性に頼らずとも生きてゆける」「今は恋愛より仕事」と考える女性も増えました。その考えは結果として、結婚を先延ばしにしてしまうことにつながります。

一方で、経済面での不安を理由に結婚に踏み切れない若者も多くいます。高齢化社会による社会保障費を補うための増税や年金不信、雇用の多様化から非正規社員が増加したことで家族を養うことに不安を抱えることも、結婚が遅れる要因となります。これらの要因がいくつも絡まり、晩婚化に拍車をかけているといえるでしょう。

 

急上昇、20年余りで2~3歳進む

ここで、初婚年齢の推移を厚労省のデータから引用します。
1993年時点の調査によると、男性28.4歳、女性は26.1歳です。上述の2015年と比較すると、この20年余りで2~3歳、晩婚が進みました

一方、婚姻率は2001~14年の間に0.64%から0.52%離婚率0.23%から0.18%と、どちらも減少していますがいずれも値の振れ幅は小さく、初婚年齢ばかりが急上昇している現状がうかがえます。

太平洋戦争終結直後の結婚ブームから「団塊の世代」が生まれ、この世代が70年代の「ベビーブーム」を巻き起こしました。しかし、90年代には出生率が上がった現象は見られません。経済成長が頭打ちとなり、「1億総中流」「終身雇用」という日本独自の価値観が崩れてきたころで、人々が多様な考えを持つようになり、期待されていた変化が望めなくなり始めました。

 

初婚年齢の地域差は最大「2歳差」

これらの背景を踏まえ、地域別の初婚年齢を考えてみましょう。

厚労省調査(2013年)では、初婚年齢が最も遅いのは東京(男性32.2歳、女性30.4歳)、最も早いのが福島(同29.8歳、28.2歳)です。男女とも約2歳差です。しかし、1990年では最高値の東京(男性29.6歳)、最低値の富山(同27.9歳)と差が1.7歳しかないことからも、差は年々開いています。

この地方と都会の差は何を意味するのでしょうか。

答えは、進学と就職にあります。地方の高校を卒業した若者は、就職か進学を選択します。就職なら地元に残りますが、都会の大学へと進学する人も多いです。経済的自立が早い地元の就職組はその分結婚が早く、大学生は遅れます。かつ、大学を卒業しても地元に戻らず都会で就職する人も多いので、自然と都会で暮らす人は初婚が遅くなるのです。

上述の「女性進出」のような社会政策もあり、この傾向はより一層進むと思われます。

 







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