2.カップリングパーティーで玉砕(前編)
これはもうかれこれ十数年前、私が20歳をちょっと過ぎたころの苦い体験談です。
私はその頃社長になるための修行としてある個人でやっている広告代理店の人に付いて勉強していました。 ある時その人から 「おまえカップリングパーティーに出らないか?」 と言われました。どうも知り合いのパーティー会社主催のパーティーで男の人数が足りないらしいのです。 私はどちらかというとそういう場は苦手だったのですが、若い盛りであわよくば彼女が出来るんじゃ・・といった 悪魔のささやきにも背中を押され結局参加することにしました。
はじめてのパーティーということで、一体どんな格好をしていったものか見当も付かなかった私は とりあえずスーツを選び、ネクタイはちょっと決めすぎかなと思ってスーツの中にTシャツといういでたちで行きました。
さていざ会場へ。20人がやっと入るくらいのレストランを貸し切っての会場でした。 私は緊張しながら壁沿いに並べてある椅子に座ってその時を待っていました。
パーティーはいわゆるフリータイム型のものでした。会場の真ん中のテーブルにはドリンクと軽食も用意されていました。 私は半分これは仕事だぞと思いながらも元来の楽天主義が出て、どうせだったら楽しもうと思い思い切って女性に声をかける決心をしました。
会場を見回し、見た目が良さげな人に決め近づきます。その時、どうやらその女性は友達と来ていたらしく 私が近づくと、「あ、しっ!来るよ来るよ!」と言って体制を整えました。一瞬行きづれえなと思いつつ思い切って一人の女性に話しかけます。 以下その後の会話。
私「あ、ど、どうもはじめましてー」
女「どうもー」
私「僕、こういうパーティーってはじめてなんですけど緊張しますね」
女「はー、そうですかあ?」(ちょっと冷たいリアクション)
私「あ、あの、こういうパーティーにはよく来たりするんですか?」
女「えーっ!?それは言えないよねー」(と言って真顔で友達に共感を求める)
うっ、まずい。話題を変えなくては。よしまずは当たり障りのないところで・・。
私「あ、そ、そうですよねー。(苦笑)」
私「と、ところで普段はお仕事何をやってらっしゃるんですかー?」(気持ち明るめに)
女「はー、いやー別にぃ〜」
と言いつつ、私に聞こえるように友達に
女「普通そんなこと聞かないよね〜」(かなりにくたらしい感じで)
と言って大きくうなづき合う二人。軽くムカつくオレ。
しばし気まずい沈黙・・・。
ど、どうするオレ。どうすんのよーっ!(ライフカード風) つづくー!

